2026/02/22 12:00
松隈ケンタがプロデュースする4人組ガールズグループ・Girls be bad。「福岡からもう一度BiSHを作る」べく結成された彼女たちが、2月15日(日)川崎CLUB CITTA'にて開催された【BADKNee FES Vol.1】に出演。錚々たるアイドルグループが出演する中で大トリを務めた。
<PIGGS、カイジューバイミーなど猛者相手の大トリ>
松隈ケンタが代表を務める福岡・今泉拠点のカルチャーユニット・プロジェクトレーベル、BADKNee(バッドニー)。その主催フェスとして開催された同イベントには、SUPER REPLiCA、LΛMBDA、POPPiNG EMO、KIRA:MINAといった所属グループや、同じく松隈がサウンドプロデュースを手掛けてきた砂月凜々香、Straight Angeli、O-VER-KiLL。さらには、Finally、LiVS、カイジューバイミー、PIGGSなど親交のあるグループも出演し、プー・ルイ率いる新グループ・PIGMONZもサプライズで登場。会場はもちろん、SNS上でも大きな盛り上がりを見せた。
その中でBADKNeeの筆頭として大トリを務めたGBBは、猛者たちの凄まじいライブを目の当たりにして直前まで緊張しながらも、ステージに登場するなり「福岡から来たGirls be badだ!」と冒頭からオーディエンスが叫ばずにはいられない熱狂的なアクトを繰り広げ、1期BiSの初ワンマンライブから松隈ケンタプロデュースのアイドルグループたちが継承してきた同じ曲の連発披露を「Born - que - Bong !!」で繰り広げたり、代表曲「スッカスカSKA」を歌い踊りながら客席に飛び込んでサークルモッシュまで巻き起こしたりと、とにかくハジけまくるパフォーマンスで大きな爪痕を残してみせた。
そんなデビュー以降最も重責ある立場でのライブを成功させたGBBのメンバー4人(クール担当の蝶、リーダー担当のりんか、マシュマロ担当のまりか、元気娘担当のあやか)に終演直後に話を伺った。松隈ケンタにも同席してもらい【BADKNee FES Vol.1】の感想はもちろん、1年半の活動を経た現地点の自己評価、各メンバーから見た4人それぞれの魅力や個性。そして、5月17日(日)下北沢SHELTERでのワンマンライブから始まるガールズバンド・Girls be ba(n)dとしての活動への意気込みについても語ってもらった。
<欠けた歯を噛み砕きながら歌い続けた伝説のライブに>
【BADKNee FES Vol.1】のクライマックスのタイムテーブルは、かつてGBBが対バンした際にも衝撃を受けたというカイジューバイミー、松隈が2009年のソロデビューからサウンドプロデュースしてきたプー・ルイが社長を務めるプープーランド所属のPIGGS。そして、GBBという出順になっていたのだが、このカイジューバイミーとPIGGSが重厚感溢れる凄まじくエモーショナルなアクトを繰り広げ、まだ若手で経験値も低いGBBからしたら、ただでさえ大トリという重責を背負っているのに、プレッシャーの半端ない状況でのライブとなった。実際、4人はどんな心境でステージに立ったのだろう。
蝶「【BADKNee FES】の開催が決まった時点で、私たちがトリだということは知っていたんですよ。なので、そのときから「私たちはまだ経験も浅いし、大丈夫かな?」ってずっと不安ではあって。今日も実際にイベントが始まった午前中から死ぬほど緊張していて、マジで項垂れていたんですよ。」
松隈ケンタ「ひとりでグロッキー状態。だから、みんなでお菓子を食べさせながらおだてるっていう(笑)。」
蝶「いろいろ献上してもらって(笑)。でも、ステージに出たらやるしかないから、ステージに立つことにすべての神経が向かう感じになって、自分の出せるものを全部出せたライブになったかなって思いました。」
松隈ケンタ「それこそバケモンみたいなグループに先にライブをやってもらって、ついでにPIGMONZまで出てきちゃってね。さらに重厚化したフェスの中でトリを務める。そりゃ緊張しますよね。でも、GBBは蝶も言っていた通りキャリアも決して長いほうではないんだけど、僕の中では、BADKNeeの中でいちばん頑張ってほしいグループなので、成長させる為にトリという大役を任せることにしたんです。スパルタですよね。それで失敗してもおもろいし、成功してもおもろいし、どうなるのかなと思っていたけど、結果的に良かったんじゃない? 先輩たちに引けを取らず、堂々とパフォーマンスできていたし。お客さんも納得していたんじゃないかな。」
蝶「そう思ってもらえていたら、うれしいです!」
あやか「ただ、最後「スッカスカSKA」で客席に飛び込んで、当初はお客さんがつくった輪の中にメンバー4人が入ってパフォーマンスする予定だったんですけど、想像より早くファンのみんなが集まってきちゃって。それで4人中3人が間に合わなくて、輪をつくる側にまわっちゃったんですよね(笑)。」
りんか「私、輪の外にいたもん(笑)」
まりか「私は、歯が欠けました。みんなが輪になって頭を振っていたんですけど、その中でマイクがゴツン!って歯に当たっちゃって、下の歯が欠けたんですよ! で、そのまま歌っていたら口の中がジャリジャリしていたから、その欠けた歯を奥歯で噛み砕いて。気付いたらなくなっていました。たぶん、今、胃の中にいます(笑)。」
<プロデューサーとメンバーから見たGBBの現地点>
衝撃の事実。ハードコアパンクバンドからも聞いたことのない、歯を噛み砕きながら歌い続けたというエピソード。そんなのちに伝説になるであろうライブを完遂してみせたGBBだが、2024年夏のデビューから1年半。プロデューサーから見た彼女たちは今どんなガールズグループになっていると感じているのか。また、4人はそれぞれどんな成長を遂げ、現地点でどんなアイドルになれていると感じているのか。それぞれ話を訊いてみた。
松隈ケンタ「やっぱり思っていたほどはスムーズにいかないなというのが正直なところですね。これまでいろんなグループがいたじゃないですか。思ったよりどーん!と売れたグループもあれば、思ったより上手くいかないグループもあったし、もういろんなパターンを見てきているので、動じてはいないんですけど、もうちょっとお客さんもどんどん増えていくイメージはしていました。なので、途中から「もっと丁寧にメンバーを育てていかなきゃいけないな」と思ってシフトしていって。なんかワケ分かんないままデカいステージに乗せていくパターンって昔から多かったと思うんですけど、そのやり方は今の時代ではあんまり通用しないなとも思ったし、メンバーもちょっとずついろんなことを理解したうえで進んでいったほうがいいのかなと。
デビューしてまもなく、城島高原パークで【UNDER THE SCREAM!!2024】という僕主催のフェスを開催して、いきなり広いところにGBBを出したんですよ。そこでメンバーは悔しい想いをして。チッチ(セントチヒロ・チッチ(CENT/ex.BiSH))がオーガナイザーを務めた【MasalaMix2025】というイベントに出していただいたときも、そこでカイジューバイミーのライブを観てボッコボコにされて。完敗してまた悔しい想いをして。今日はその次の大きいステージになると思ったので、僕から「リベンジの意味も込めてやりなさい」と伝えたら、始まる前から蝶はグロッキーだし、あやかは泣いているし(笑)。でも、これだけのメンツ相手に堂々と思いっきりライブを楽しんで、お客さんも盛り上げていたので、そこは成長したなと思いましたし、やっぱり丁寧に段階を踏んで育てていくことが大事なんだなと感じましたね。」
蝶「私は元々アイドル志望ではなかったし、ただ人前に立つのは好きだったからオーディションを受けたんです。で、この1年半でいろんなアーティストさんのライブを観てきて。バンドもアイドルも。その中で私がいちばん変わったなと思うところは、気の持ちよう。例えば、初めてPIGGSさんのライブを観たときとかは「すごいなぁ、めっちゃ格好良い!」みたいな、お客さん目線だったんですよ。でも、いろんな人たちのライブを観ていくうちにだんだん「悔しい!」と思うようになって。めっちゃ負けず嫌いなのもあって、でもネガティブでもあるから、経験値の差を見せられたときに今日みたいにグロッキー状態になっちゃうんですけど、それもひとつ成長した証拠なのかなと思って。どのアーティストさんのライブを観ても「どうやったら、私たちもこんなに盛り上がられるのか」とか考えられるようになったので。そこがいちばん変わったところだと思います。なので、今後はその感性を武器にして、いろんなところを磨いて磨いて磨きまくって「私はここがめっちゃすごいです!」と言えるぐらいの自分になりたいです!」
あやか「私はGBBに入ってから人として成長できていると思っていて。私は人前に立って歌って踊って音楽をするアイドルという職業が天職だと思っているんですけど、例えば「あやかが笑うと、自分も笑顔になれる。あやかの笑顔はまわりを明るくする」と言ってくれた人がいて。その言葉を聞いてから「私は人に何かを与えることにすごくやり甲斐を感じるんだ!」と気付いて、お客さん目線に立って「どうしたら、みんなが楽しめる場をつくれるのか」とかも考えられるようにもなったんですよね。あとは、ツアーとかこういうフェスとかで、いろんな方と関わっていく中で「これはあたりまえのことじゃないな」ってどんどん思うようになっていって。曲がこんなにたくさんあることもそうだし、MVがたくさんあるのもそうだし、事務所があることもそうだし、松隈さんが私たちをトリに選んで勉強させてくれることもそうだし。なので、支えてくれている人たちへの感謝が強くなっていった。そういういろんな面で、人として成長できた1年半だったと思っています。」
りんか「私はこの1年半でプロ意識が強くなりました。GBBを始める前からずっと女優さんを目指していたので、舞台には立っていたんですけど、プロ意識みたいなものはそんなになくて。でも、GBBの活動を始めて、プロとして長く活動してこられた松隈さんがGBBと近い存在でいてくださって、いろんなことを隅から隅まで教えてくださったんですよね。その中で「プロ意識が足りない」とずっと言われていて、同時に自信のない私たちに「おまえたちは凄いんだぞ」と言ってくださっていて。それでステージにもたくさん立たせていただいて、取材とかテレビやラジオにもたくさん出させてもらって、少しずつ自分の中にプロ意識が出てきて、それがパフォーマンスにも反映できるようになってきたんです。そこはこの1年半でいちばん変わったところかなって思います。」
まりか「最初の頃のライブでは、MCで何を話すか前もって決めていたんです。でも「これを話そう」と思っていたことをステージに立つと忘れちゃう(笑)。ダンスと歌だけでいっぱいいっぱいになっていたんですよね。だから、MCで話す順番も忘れちゃって「まりかちゃん、まりかちゃん!」みたいな。ダンスと歌も苦手なんですけど、しゃべることも苦手だったんですよね。それが本当に苦痛で。だから、自分はアイドルに向いていないんだなと思っていたんですけど、今はメンバーのみんなとの関係値が深くなってきたこともあって、いきなり「どう?」って話を振られても、そのときに感じたことをアドリブで素直に話せるようになったんですよ。そしたら、ファンのみんなから「GBBのMC、面白いね」と言ってもらえるようになって。だから、今は本当にライブが楽しいです!」
松隈ケンタ「まりかは、歌も一拍半ぐらい遅れちゃうんですよ。でも、本人は合っていると思って歌っているから、まったく動じないんです。昔ののんちゃん(ヒラノノゾミ/1期BiSメンバー)みたいな感じ。のんちゃんも何があっても全く動じなかったじゃないですか。あと、まりかは普段は穏やかでマイペースなのに、いきなり「ぶっころす」とか言い出すところものんちゃんに似ている(笑)。」
<松隈ケンタとメンバーから見た4人の個性と魅力を一挙紹介>
松隈ケンタの愛あるプロデュースワークのおかげもあって、4人なりにそれぞれの成長を遂げてきたGBB。伝説のアイドルとも通ずるメンバーもいるようなので、彼女たちの面白さをより多くのアイドルファンに知ってもらうべく、メンバーと松隈から見た4人それぞれの魅力や個性についても語ってもらうことにした。
◎まりか(マシュマロ担当)
あやか「マイペースではあるんですけど、毛糸1本でも落ちていたらイヤがるぐらい綺麗好きだし、荷物も散らかしたりしないし、私生活もちゃんとしているし、4人の中でいちばんしっかりしている。」
蝶「お風呂の水滴とかもしっかり拭くし、1日の半分以上は洗濯物を畳んでいるらしいです(笑)。」
まりか「洗濯と掃除とお皿洗いで1日が終わっちゃいます。洋服とかタオルの色とかも揃えてしまっているし。」
りんか「めっちゃギャップがあるんですよね。ライブでははっちゃけているけど、裏で全然しゃべらないし、打ち上げとかでもまったくしゃべらず、ニコニコしながらみんなの話をただただ聞いている。」
蝶「だから話しやすい。まりかといると。」
あやか「でも、アイドルとしては、殻を破っている感じがします。怖いもの知らず。」
蝶「まりかは緊張しないから、一緒にいると安心感がすごい。」
松隈ケンタ「まりかは「アイドルになりたい」とか「女優になりたい」というよりは、自分を表現したい子なんですよ。絵も描くし、DIYもやるし、屋根にのぼって屋根も修理しちゃうし。なので、クリエイティヴな方向で才能を発揮するタイプ。歌詞を書くのも好きだし。ステージも何かなりたいアイドル像があるというよりは、自分を表現できる場として捉えている。アーティスティックなんですよ。歯、食っちゃうし(笑)。」
◎りんか(リーダー担当)
蝶「いちばん堂々としている!」
あやか「ザ・リーダー。みんながあわあわしているときも、ひとりだけスンとしている。ポジティブなんですよね。ネガティブなところをあんまり見たことがないかもしれない。
蝶「焦っているところを見たことがないかも。」
りんか「あんまり焦らないんですよね。遅刻しそうなときも「うわぁー!」とはならない。無心で急ぐ。親にも「もうちょっと焦りなよ」って言われるぐらいなんですよ。」
まりか「アイドルとしては、いちばんキラキラしている。最初に見たとき、いちばんアイドルだなと思いました。華がありました。すごく綺麗な人がいると思って、ずっと見ていましたね。」
あやか「それでいて、話がめっちゃ上手い。落ち着いているんですよ。普通、アドリブで話すときって文脈がおかしくなったりするじゃないですか。でも、りんかの話はいつでも起承転結がしっかりしているから分かりやすい。」
松隈ケンタ「でも、九九ができないんです(笑)。」
りんか「2の段はできます! 2×1=2、2×2=4、2×3=6、2×4=8、2×5=10、2×6=12、2×7=14、2×8=16、2×9=18。」
松隈ケンタ「じゃあ、7の段。」
りんか「7×1=7、7×2=14、7×3=21、7×4=28、7×5=35、7×6=42、7×7=49、7×8=54……あっ。」
一同:「(笑)」
◎あやか(元気娘担当)
蝶「心が綺麗、純粋。最年少なんですけど、本当に最年少っぽい。お調子者だし、元気。いつでもこの感じで、落ち込んだりしない。だから、眠いか、これか(笑)。あやかもポジティブだよね。ネガティブ発言がない。」
あやか「いや、ネガティブになるときもあるけど、ふっ切れるのが早い。切り替えが早いんです。「ま、いいや!」ってなる(笑)。」
まりか「面白い。大体、あやかの話題でみんな笑ってる気がする。」
りんか「あと、MCとか煽りとかでいちばん引っ張ってくれる。盛り上げ上手ですね。天然発言もめっちゃするから、お客さんのウケもめっちゃいいし。」
松隈ケンタ「会場の空気という意味でも、お客さんとGBBのストーリーの空気という意味でも、いちばん読めているんですよ。他の3人はステージ上のパフォーマンスをきっちりやるんだけど、1人だけバンドマンっぽいというかね。MC一発でお客さんの心をガッと掴む。今、話していて思い出しましたけど、昔、淳之介(渡辺淳之介/WACK社長)の結婚式で司会を務めていた平賀さん(平賀哲雄/この記事のライター)が、俺が乾杯の挨拶か何かをしたときに「やっぱりバンドマンっぽくしゃべりますね」って言ってくれたんですよ。あの感じ。言っていることは適当だとしても、あやかも自然と空気の流れを読んでしゃべれるから、ライブが締まる。そういうメンバーがひとりいてよかったなと思いますね。ただ、白馬に乗った王子様が本当に迎えに来ると信じていて。初めて付き合った彼氏と結婚するって本気で言うんですよ。」
あやか「どうせ結婚できるんですよ、私は。だから、今は恋愛しても無駄だなと思っていて、彼氏が欲しいとも思わないんです。何故ならいつか絶対に白馬に乗った王子様が迎えに来るから!」
◎蝶(クール担当)
りんか「ライブではいちばん格好良くてクールで、GBBのボスみたいな感じ。でも、裏ではめっちゃ緊張しいだし、ギャップがすごい。」
あやか「いちばん負けず嫌い。でも、顔も声も良いのに、たまにふと自信をなくすことがあるんです。」
松隈ケンタ「見た目はギャルなんですけど、マインドはあんまりギャルじゃないんですよ(笑)。すぐ落ちるし、極度の人見知り。」
蝶「そうなんですよ。友達もあんまりいないし。」
あやか「でも、話は上手いんですよ!」
りんか「頭が良い。話を聞いていて「賢っ!」ってなります。私たちが知らない言葉もたくさん知っていますし。」
まりか「蝶ちゃんはライブに懸ける想いが強いからこそ、緊張するのかなって。だから「大丈夫だよ」って私たちが言わなくても、たぶん自分で解決しようとするタイプだと思うんです。なので、私は放置しています。絶対に蝶ちゃんはステージに出たらやってくれるって知っているからこそ。」
蝶「ありがとう。」
松隈ケンタ「なるほどね! じゃあ、あんまりいろいろ言わないほうがいいんだ? さっき「なんで、まりかは一緒にいるのに放置するんだろう?」と思っていて。俺が「まんじゅう買ってきたりしたほうがいいんじゃない?」って言っているのに(笑)。でも、信頼しているからこそだったんだね。」
<めんたいロックをやりたいわけですよ! そもそもが!>
さて、各メンバーの人となりを知ってもらったところで、GBBの今後について。昨年末に渋谷WWWで開催されたワンマンライブにて松隈ケンタは、次なるフェーズとなる第2章の構想を明かした。それは、Girls be ba(n)dと名乗り、ガールズバンドとしての活動に本格的に挑戦するというもの。5月17日(日)下北沢SHELTERにてワンマンライブ【Girls be ba(n)d 1st ONE MAN LIVE ~G(GBBが)B(バンドの聖地、シェルター立つ)B(ばい)~】を開催することもすでに決定しているのだが、何ゆえにGBBはアイドルとバンドの二足のわらじを履くことになったのだろうか。
松隈ケンタ「元を辿ればですよ。平賀さんもご存知な通り、自分はアイドルをつくりたい人ではないじゃないですか。めんたいロックをやりたいわけですよ! そもそもが! ただ、縁があってアイドル界に足を踏み入れて。世を忍ぶ仮の姿として、デーモン閣下的にアイドルのプロデュースをやっていたわけです。そんな中で「自分はいつまで仮の姿でやってるんだ?」と(笑)。というわけで、ずっと構想自体はあったんですけど、やっぱりバンドのプロデュースをやっていきたいと思ったんですよ。今、アイドル界も少し元気がなくなっちゃっているところもあって。解散も相次いでいるし。逆に僕は今年、来年、再来年と軽音楽界がぐっと盛り上がっていくと思っているんです。であれば、今のうちにガールズバンドとして練習して、バンドの聖地である下北沢SHELTERでデビューさせようと。で、今ようやくスローテンポの「リンダリンダ」(THE BLUE HEARTS)が演奏できるようになったところなんですけど(笑)。」
蝶「私はギターボーカル担当なんですけど、そもそもギターは初心者だし、それと同時並行で歌も歌うわけじゃないですか。歌がヘタだと演奏がどんなに巧くてもアレだし、その逆も然りだし、そこらへんの塩梅も考えてめちゃめちゃ練習してやっていかなきゃいけないなと思っていて。なので、不安もあるんですけど、この4人だったら出来そうだなと私は勝手に思っているので、もう5月の初ライブに向けてやっていくしかないなって。でも、スタジオでの練習とかめっちゃ楽しいから、楽しみながらやっていけたらいいなと思っています!」
あやか「私はドラム担当なんですけど、高校3年間は軽音楽部に入っていたので、バンド活動の中では「リーダー、リーダー」と呼ばれていて引っ張らなきゃいけないポジションなんですよ。とは言え、プレッシャーはそんなに感じていなくて、それよりも楽しみが勝っていますね。ずっとバンドは好きだし、ずっとやりたかったことでもあるから、こうやって4人でバンドを組めたことは嬉しいことなんです。ただ、アイドルとしてはずっとオケでやっていたけど、バンドでは自分たちで音を出すわけで、今まで以上に息を合わせないといけない。だから、今やっているグルーヴ感を大事にする練習をもっともっと頑張っていきたいなと思っています! 引っ張っていけるように頑張ります!」
まりか「私は松隈さんのバンド・Buzz72+さんのライブを観て、2年前に自分のギターを持つようになって。でも、弾けないから「どうすればいいですか?」って松隈さんに聞いたら、「SCRAMBLESのスクールに来ればいいじゃん」と言ってもらえてそこで習い始めたんです。ただ、習ったはいいものの、バンドを組む人もいなかったし、家でしんみり弾くしかないのかと思っていたので、逆に私はGBBの4人でこうしてバンドを組めたことがうれしくて。いきなりバンドをしようとしたら衝突とかもあるかもしれないけど、1年半いっしょにアイドルをやってきたメンバーだからこそ、より良いステージにできるんじゃないかなと思っているんですよね。なので、すごく楽しみです。」
りんか「私はまさか自分がバンドをやることになるとは思っていなくて。でも、まりかが言ったように、今まで4人で積み上げてきたものがあるから、バンドもアイドルも並行して、どっちでも成功して、大きいフェスに出られるようになりたいなって。九州だったら【NUMBER SHOT】とか、関東だったら【ROCK IN JAPAN FESTIVAL】とか、そういうビッグなフェスに出たい。あと、私もバンドが大好きなので、憧れのクリープハイプやTHE ORAL CIGARETTESといつか対バンできるぐらいの存在になれたらなと思って、今は毎日コツコツ練習していているんですけど、その夢を叶える為にも4人のグルーヴを大切にして、まずは下北沢SHELTERでのワンマンライブを成功させたいなと思っています!」
アイドルがバンドとしても活動するパターンは稀有ゆえ、もっと動揺しているかと思いきや、すでに4人はバンドができることの喜びを感じ、さらには大きな夢も描いている。そんな前人未到のストーリーを歩み始めたGBBの今後にもぜひ注目してもらいたい。
松隈ケンタ「まずは下北沢SHELTERでのワンマンライブ。最初なんで、正直に言ってヘタだと思います(笑)。でも、それゆえにロックの初期衝動を感じてもらえるんじゃないかと思うし、軽音部のドタバタストーリーを見ているような青春感が出せるステージになればいいなと思っているんです。そこから何年か経ったときにロッキンに辿り着いたり、サマソニに辿り着く。これは結構エモいんじゃないかと。で、いつか武道館とか、東京ドームとか。そこに向けてアイドルとしても、バンドとしても、どっちも走らせていきたい。ちなみに、曲も分ける予定なんですよ。バンド用に別の曲をつくる。なので、両方来てくださってもいいし、どっちかのファンになってもいいし。今までにない面白い動きになるんじゃないかと思っていますし、ひとりひとりの成長物語になるんじゃないかと期待しています!」
取材&テキスト:平賀哲雄
◎イベント情報
ワンマンライブ【Girls be ba(n)d 1st ONE MAN LIVE ~G(GBBが)B(バンドの聖地、シェルター立つ)B(ばい)~】
5月17日(日)下北沢SHELTER
OPEN 11:30 / START 12:00
チケット:絶賛発売中
https://badknee.bitfan.id/events/17082
◎Girls be bad オフィシャルサイト
https://girlsbebad.scrambles.jp/
◎Girls be bad X公式アカウント
https://x.com/gbb_info
◎Girls be bad Instagram公式アカウント
https://www.instagram.com/gbb_info/?hl=ja
◎Girls be bad TikTok公式アカウント
https://www.tiktok.com/@girls_be_bad
◎Girls be bad YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCP1UANSoM--yJfY2S8PZipg
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